アンティークから始まる朝 ダイニングテーブルとチェア
茶色いダイニング
色褪せてしまった木目模様の壁と天井。
冬に私の足が冷たくないようにと夫が貼ってくれたコルクタイルの床。(冷たい)
壁際には、こげ茶色の古いダイニングセットと食器棚。
昭和の家のダイニングは少し暗くて茶色い。
「こんな古臭い家を買ってどうするの」なんて他人に笑われたこともあったけど
私は夫と一緒に直しながら暮らす、この家が好き。
だって、朝いちばんに眺めるダイニングは、窓辺が静かで素敵だから。
春の朝日はまだまだ淡くて薄暗いし、足は冷たいし、ストーブで部屋が温まるまでは少し憂鬱な気分になる。
それでも古いダイニングテーブルに赤い漆のお椀、青い染付のお皿、家族の食器を並べる頃には、慌ただしい朝の時間が始まります。
器だけじゃなくてお弁当も水筒も鍋もポットも所狭しと置かれてゴチャゴチャするけれど、この生活感も悪くないなって思ってる。
画像:ドローリーフテーブル・ホイールバッグチェア
「野暮ったい」と思っていた少し暗いダイニングは、意外にもテーブルやチェアのシルエットがとてもオシャレに映えて、いい雰囲気。
朝なんて、テーブルにつく時間よりもテーブルの周りを慌ただしく動き回る時間のほうが多いけど、
私はオシャレなテーブルとチェアを見ると毎日ちょっと嬉しいのです。
チェアとテーブルはアンティークで
挽物細工、ツイストの脚、そしてモダンな北欧デザイン。
ビクトリアンクラフトのアンティークやヴィンテージには、シルエットの綺麗なテーブルやチェアがたくさん揃っています。
ダイニングテーブルとチェアをセットで買い替える機会なんて、人生のうちでも数回あるかないか。
しかし、家を建てる、家族が増える、リフォームする等々、これまでと暮らしが変わる大きなイベントがあったときには、ダイニングもアンティークで揃えてみませんか?
現代の家具には見られない個性的な脚の装飾にもインパクトがあるから、テーブルとチェアをセットで揃えると気分も一新。
インテリアだけでなく「暮らしの時間」もオシャレに整います。
左:エクステンションテーブル・ダイニングチェア 右:エクステンションテーブル
アンティークテーブルとチェアは、その組み合わせ次第で雰囲気がガラリと変わるのもインテリアの面白いところ。
同じナチュラルカラーで揃えたり、1脚ずつ揃えたチェアを無造作に並べたり。
美しい統一感を演出したいときは、テーブルとチェアの脚のデザインを揃えるのもお薦めです。
画像:ゲートレッグテーブル・チェア
カラフルな座面の椅子を並べたり、
皆で並んで座れるように、ベンチをテーブルにコーディネートしても楽しいですね。
「家が狭くて、オシャレなインテリアなんてとても無理」という家ほど、アンティークはお薦めです。
アンティークって、オシャレなだけじゃないんですよ。
天板サイズを変えて使える拡張式のテーブルは、デザインだけでなく機能も大満足。
コンパクトに天板をたためるテーブルなら、部屋のスペースを占領されることもありません。
使いやすく便利に、そして佇まいは美しく。
ダイニングにアンティークテーブルとチェアを置いて、もっと素敵で心地良い空間作りを楽しんでくださいね。
アンティークテーブルについてはこちらも併せてご覧ください。
カラフルなクロスを楽しもう
アンティークテーブルは使うほどに深くなる味わいや艶も素敵。しかし家具に使われている塗装やワックスは、熱や水が苦手です。
例えば熱いお茶の入ったティーポット、冷たい飲み物を注いで水滴の付いたグラスなどをうっかりテーブルに置きっぱなしにすると、輪ジミができてしまうんです。
(私の場合は化粧品を落として色ムラになり、ちょっと泣きました)
画像:エクステンションテーブル
小さな輪ジミを消すだけなら、筆で塗料をチョンチョンって塗ってワックスで磨けばキレイになるかな~なんて思っていたのですが、トンデモナイ!
輪ジミを消すためにはテーブルの塗装を全部剥がして、もう一度塗装をやり直すんだそう。
想像以上の大掛かりな作業に、私、ちょっと気が遠くなりましたね。
※テーブルの素材によっては輪ジミを消すことはできません
ワックス各種
大切なテーブルに輪ジミを作ってガッカリしないためにも、ビクトリアンクラフトでは普段からポットマットやコースターを使うことをお勧めしています。
お盆にポットやグラスを置いても良いし、ときには気分転換を兼ねてテーブルクロスを掛けるのも良いものです。
普段は選ばない鮮やかな色、華やかな柄。カーテンや壁紙と違って、マットやテーブルクロスなら気軽に柄を試せるのも大きな魅力です。
「素敵だけど、『似合わない』って家族や友達に笑われちゃうかも・・・」
いいえ、その心配は不要です。
だってオシャレは自分の心を満たすためのもの。そして自分が幸せになるためのもの。
長い冬が終わって、ワクワクしながら春色のブラウスに袖を通すように
ときめくままに自分が綺麗だと思うものを楽しめばいいのです。
モリス雑貨(ポットマット,樹脂マット,テーブルランナー,コースター)
普段はポットマットやコースターを使って。
お祝い事は特別な気分でテーブルクロスやランナーをかけて。
日常と非日常のメリハリをテーブルで楽しんでみませんか。
お子さんが小さなうちはテーブルクロスを引っ張ってしまうと危ないので、お手入れ簡単な樹脂マットなどを活用するのもお薦めですよ♪
倖せの記憶
少し前までオリンピックの話で盛り上がっていたのに、このコラムを書いている間にテレビが伝える世界情勢は深刻化するばかり。
家がなくなり、家族がバラバラになる苦しみ・悲しみを目の当たりにして
その中で今、このコラムを書いて、あなたに届ける意味を考え続けました。
瓦礫になってしまった家、無人の家。
きっとどんな家にも家族と過ごす大切な場所があったに違いない。
ダイニングには、守りたい暮らしがあると思う。
そして、あなたのダイニングが倖せな場所であってほしいと思う。
美味しそうな匂い、ちょっと特別な日のご馳走、一緒に過ごした陽だまりのように温かな時間。
テーブルを囲んだ倖せの記憶は、希望を持って未来を生きる糧になるはず。
アンティークから始まるあなたの毎日が、どうか幸せでありますように。
ご紹介したダイニングテーブルとチェアはオンラインショップでも販売中です。
※オンラインショップに掲載されていないアイテムについては当店までお気軽にお問い合わせください。
フリーダイヤル:0120-11-3592
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