Details 商品詳細

ずしりとした真鍮の輝きと木箱の温もりが響き合う、ロンドンの老舗メーカーL.OERTLING（エル・オートリング）による分銅セット。
マホガニー材の木箱に収められ、独特のクラシックなデザインと真鍮の自然な経年変化は、飾っておくだけで空間に温かみや重厚感をもたらしてくれます。

手に取ればずしりとした質感が掌に伝わり、かつて科学や商いの場で正確さを支えていた存在感を感じさせてくれるのです。真鍮は長い年月を経てやわらかな色合いへと変わり、表面の擦れや細かな痕跡さえも、その歩んできた歴史の証として味わい深い表情を見せています。

本の横や書斎の一角に置けば、クラシカルな雰囲気を漂わせながら知的な空気を演出してくれることでしょう。
日常のひとときがほんの少し格調高く、そして豊かに感じられそうですね。

サイズ/ 幅20x高さ9.5x奥行11(cm)
材　質/ 真鍮・マホガニー
メーカー/ L.OERTLING

 

整然と並ぶ分銅の姿からは、当時の職人たちが注いだ精度へのこだわりが静かに伝わってきます。視覚でも触覚でも重みを感じ取れるこの存在感は、時代を超えて受け継がれてきたものづくりの精神そのもの。書斎やデスクに置けば、学びや探求心も深まりそうですね！
 

マホガニーの温かみと経年を感じさせる金具の質感が調和し、シンプルでありながらも豊かな表情を見せてくれます。蓋を閉じた状態でも凛とした存在感が漂います。
 

黒みを帯びた金具は、時を重ねて独特の風合いを纏っています。小さな金具ひとつからも、歴史の重みを感じ取れるんですよ。
 

蓋を開けると現れる「L.OERTLING LONDON」のロゴ。シンプルな文字ながら、老舗メーカーの誇りと確かな品質を静かに物語っています。
 

【L.OERTLING（エル・オートリング）】

L. Oertlingは1847年にロンドンで創業。1874年にはClerkenwell（クラーケンウェル）のTurnmill Street（ターンミル・ストリート）に拠点を構え、のちにHolborn Viaduct（ホルボーン・ヴァイアダクト）の住所も用いました。 1925年にW. & T. Avery Ltdに吸収されましたが、Oertlingのブランド名は継続して使用されました。
戦後はPortman Square（ポートマン・スクエア）近くの110 Gloucester Place（グロスター・プレイス）の表記で活動が確認でき、1950年代半ばにはケント州Orpington（オーピントン）のSt Mary Cray（セント・メアリー・クレイ）へ工場を移し、生産を継続していたようです。
 

手前に置かれた細長い真鍮製の道具は、分銅用のピンセット（リフター）。とても小さな分銅は指先でつまむと油分やわずかな汚れが付着して正確さに影響するため、この専用リフターでつまみ上げて扱う仕組みになっています。精密さを守るために工夫された道具であり、分銅セットの重要なパートなのです。
 

この細長いケースは、分銅セットの中でもごく小さな単位を量るための「小分銅（スリット分銅／スライドウェイト）」を収める専用トレイです。
黒い部分はフェルトやビロードのような柔らかな素材で作られており、分銅を傷つけずに固定し、持ち運びの際にも安心して収納できるよう工夫されています。正方形の穴ひとつひとつに板状の小分銅がはめ込まれ、必要なときに取り出して天秤に加えることで、1g以下の微細な重さを補正する仕組み。
見た目は控えめながら、計量精度を支えるためには欠かせない重要なパーツなんですよ。

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