ときめきのクイーンアンスタイルへようこそ♪

心の中にはプリンセスが住んでいまして

私の中には昔から小さなプリンセスが住んでいる。

私が幼かったころ、父が買ってきてくれたヨーロッパの童話集にはたくさんの美しいプリンセスが出てきました。

陶器のような白い肌、宝石のようなブルーの瞳、輝くような金髪のプリンセスは、いつの間にか私の心の中に住みついてしまったらしい。

彼女は本を開くたびに現れて、私をキラキラしたお伽の世界へと連れ出してくれました。


「優雅なドレスを着たプリンセスは、きっと煌めくシャンデリアの下で王子様と踊ったに違いない。」
こんな妄想と憧れが強すぎたのでしょうか、
しまいには私の中のプリンセスが少々拗(こじ)らせてしまったようで

「ドレスもないし、ダンスもできないし、馬車もない。私、舞踏会に呼ばれたらどうしよう」などと本当に心配していたものです。
(ちなみに現在不惑の40代、舞踏会には一度も招待されたことはありません)


まぁ、舞踏会で華麗なダンスは披露できなかったけれど(残念です)
ビクトリアンクラフトで煌めくシャンデリアやエレガントな家具を眺めていると、今でも心の中に住んでいる小さなプリンセスが目を覚まします。



特に優雅な猫脚(カブリオールレッグ)のテーブルや椅子が彼女のお気に入りのようで、不惑の40代も思わずときめいてしまうのです。

しかし、こどもの頃に憧れたコテコテのお姫様家具ではダメなんです。

家のシンプルな家具にも似合う、エレガントで甘すぎない家具はあるかしら。
こどもから年配まで、男女問わずオシャレに使えるものがいい。

今や中年になったプリンセスは、超現実的な家具選びに余念がありません。

でも大丈夫。
あります。あるんです。
エレガンスも実用も叶う素敵な家具が。

それが魅惑のイギリスアンティーク、クイーンアンスタイルです。


クイーンアンスタイルって何?

クイーンアンチェア:左 VC93-012 ・ 右 VC-TO-QACHAIR42


クイーンアンスタイルは18世紀、アン女王の治世に確立された建築や家具の装飾様式です。

アン女王の治世は1702-1714年までと長くはありませんでしたが、この時代に生まれた独自の美しい家具の形は、のちの時代ジョージ王朝へと引き継がれて花開きます。


特徴その①【カブリオールレッグ】


S字にカーブした優雅な脚「カブリオールレッグ」はフランスの流行を取り入れたもの。椅子だけでなくテーブルやキャビネットなど様々な家具に用いられました。

やわらかな曲線が美しく、脚にはアカンサスの葉や貝の形をした彫りの装飾がほどこされているものもあります。


特徴その②【パットフットとボールアンドクロウ】

カブリオールレッグの脚先は、丸みのある形が可愛い「パッドフット(画像左)」、玉を掴む獣の爪がエキゾチックな「ボールアンドクロウ(画像右)」など個性的なデザインが取り入れられています。



「ボールアンドクロウ」はクイーンアン様式に影響を受けたトーマス・チッペンデールの家具に多く用いられました。
ジョージ王朝では、クイーンアン様式からチッペンデール様式へ、イギリス家具のデザインはより優美なものへと進化していきます。


特徴その③スプラット(背板)


クイーンアンチェアに見られる背板は壺のような形のシルエットがオシャレです。
椅子の座面はクッションの効いた布張りになり、従来の椅子に比べて座り心地の良いものになっていきました。



それまでのイギリスの家具はフランスからの流行をそのまま取り入れていたのに対し、アン女王の治世以降、より実用的で洗練されたイギリス独自の様式へと発展していきます。

クイーンアンスタイルは18世紀中ごろまで盛んに作られたのち、19世紀後半から20世紀初頭にもリバイバルするなど今もなお愛され続けている永遠のスタイルなんですよ。



オシャレに家具を組み合わせる楽しみ

画像左: サイドボード

「女王の時代の優美な猫脚のアンティーク」となると、ともすれば華美で装飾過多の「こってり」とした家具をイメージしてしまうかもしれません。
しかし、クイーンアンスタイルはどちらかと言えばその逆のような気がします。

カブリオールレッグは、木質の細かいウォールナットやマホガニーのなめらかな質感を生かしたシンプルで流麗なデザイン。
優雅な曲線が柔らかい印象を作り出していて、スッキリと洗練されたフォルムが美しいのです。


シンプルなお部屋に置けば、クールでモダンな雰囲気になって素敵だし
エレガントなインテリアにもオシャレに溶け込んで、落ち着いた空間に整えてくれるんです。

画像手前: コーヒーテーブル

年配の方が使えば品の良いダンディな雰囲気になるし、こどもが猫脚の椅子に座ればとにかく可愛い♥

クイーンアンスタイルはコーディネートの幅が広いので、インテリアが苦手な方も上級者さんも、ご自分でオシャレに家具を組み合わせる楽しみが生まれます。

18世紀にデザインされた家具にもかかわらず今でもなお愛され続ける理由は、こんなところにもあるのかもしれませんね。


輝く季節に心を満たす家具を1つ

今日の空は青空。

外はもう初夏の陽気だというのに、今年も我慢のゴールデンウイークとなってしまいました。

最近、マスクの下で溜息がこぼれてしまうことも増えたけれど、
もう1年以上も会えていない大切な人のことを思いながら、しっかり足を踏ん張って暮らしていかなければと思っています。

画像左から: クイーンアンチェアゲートレッグテーブルベントウッドチェア

それでも気が滅入るときは、お部屋の模様替えも良いものです。
模様替えといっても、大掛かりなことをする必要もありません。

クイーンアンスタイルの家具を1つ、今のお部屋にプラスして
心にぽっかりと開いてしまった穴を、オシャレなときめきで満たしてみませんか。

緑の輝く季節をどうぞ健やかにお過ごしください。


5年後も10年後も、もっと先まで。

色褪せることなく、あなたとあなたの家族の毎日を素敵にしてくれる。
そんなアンティークをビクトリアンクラフトはお届けします。


ご紹介したクイーンアン スタイルのアイテムは、オンラインショップでも販売中です。

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