ウィリアム・モリスのテキスタイル 美しい彩りにときめいて

イギリスの家具は深いアンティークブラウン。

ロンドンの空はきっと今日も灰色。

少しくすんだ気分の私とは対称的に、ビクトリアンクラフトに並ぶウィリアム・モリス(英1834~1896)のテキスタイルは夢のような華やかさです。

モリスはアーツ&クラフトを主導したことで知られる思想家・デザイナー(テキスタイル・壁紙デザイナー)。

彼が生きた19世紀中期は、まだ電球が無かった時代だから夜の闇は濃く深かったはず。

ランプを灯せば辺りは暗く沈みこみ
揺らめく炎に照らされて浮かび上がるモリスの織物や壁紙は、宝石のように気高く美しく、人々の目に飛び込んできたに違いない。

画像 :ウィリアム・モリス ラグ【Seaweed 】

日常の生活の中に美を求め続けたウィリアム・モリスの世界。

モリスと彼の精神を引き継いだジョン・ヘンリー・ダールたちによって紡ぎ出されたデザインの数々は、時代に翻弄されながらも大切に現代へと引き継がれてきました。

大胆で複雑で伸びやかなパターンが連なる、この芸術的なテキスタイルデザインは
彼の死後120年以上経った今でも私達の生活を美しく彩り、心を満たしてくれるのです。

インテリアの中で楽しむ美しい色とデザイン

信州の秋は早い。
まだ9月の末だというのに我が家を通り抜ける朝夕の風は震えるほど冷たくなり、渋々と冬支度を始める今日この頃です。

私は畳の和室を仕事部屋にしているのですが、ここには色彩と呼べるオシャレな華やぎは何も無くて
目に入るのは黒い机と白い椅子
畳の枯れた飴色、障子の白、そして障子の桟の黒い影。
冬に向かう季節にはなんとなく寂しげで、心までくすんでしまうのです。

店頭でモリスの鮮やかなファブリックを並べていたら、自分の部屋にも心をときめかせてくれる美しい彩りが欲しくなりました。


(´艸`*) ほら、モリスがいっぱいです♥

ともすれば暗く重くなりがちなインテリアにも
または淡い色彩で単調になりやすいインテリアにも
落ち着いた華やかさと彩りを添えてくれるモリスのテキスタイル。

オーソドックスなアンティークと組み合わせるだけじゃなくて、スタイリッシュなミッドセンチュリーの家具とコーディネートしても面白いんですよ。

優しい色のモリスのラグをG-PLANのコーヒーテーブルに合わせたら
ガラステーブルごしに、モダンな柄が目に飛び込んでくるの。


画像:ウィリアム・モリス ラグ【Lodden Manilla】 , G-PLAN コーヒーテーブル

ラグとガラステーブル。
こんなオシャレな楽しみ方があるんだなぁ。

早速、畳の部屋に鮮やかなラグを敷いて、華やぐ和モダンに挑戦してみたくなりました。
モリスなら、きっと今の私にピッタリの一枚が見つかると思う。

あなたは
モリスはお好きですか?

心躍る、艶やかで華やかなファブリック

ここでモリス商会のテキスタイルについてご紹介しましょう。

「MORRIS&Co.」(モリス商会)は、英国サンダーソン社により商標登録され、現在でも生地と壁紙が生産されています。

アンティークスタイルに良く似合うクラシックなデザインから、日本のインテリアにもコーディネートしやすいアイボリーの優しいトーンの物まで
当店ではたくさんのカタログ・サンプルをご用意しております。

しっかりとした手触り、細部まで美しい仕上がり、インテリアとしての使用に耐える確かな品質。
19世紀当時 職人による緻密な手仕事から生まれた高品質な生地も、現代では機械で忠実に再現・生産されているんですよ。


画像:ウィリアム・モリス ファブリック

独自の手法で染めたもの、立体的なジャカード織、刺繍がほどこしてあるものなど、遠くから見ても・間近で見ても美しい織物ばかり。

(´艸`*)見てるだけでウットリしちゃうんです♪

 

当店では、この美しい生地を使ったオーダーメイドを承っています。

カーテンやベッドカバー(ベッドスプレッド)などから、クッションカバー、そしてソファやチェアの張り替えまで
あなたの選んだ生地がオーダーメイドで形を変えて、より身近に楽しめます。

例えば、大切な思い出の詰まったソファが
新しいインテリアに合わせて
そして自分の生き方に合わせて
思いきりシックに・美しく生まれ変わるってワクワクしませんか?


画像:モリス生地を使ったソファ , ダイニングチェア , スツール

布選びからチェアの縁取りなど細かいデティールまでこだわって仕上げてまいります。お気軽にスタッフまでご相談くださいね。

 

そしてモリスと言えば、やはり壁紙。
モリスの壁紙はオーソドックスなアンティークを惹きたてて、部屋の雰囲気を美しく整えてくれるんです。

それは、思わずため息がでるほど。


画像:モリス壁紙

当店では壁紙選びから施工まで、ご相談をお受けしています。
モリスの壁紙についてはこちらも併せてご覧くださいね。

→「日常空間の『美』は ウィリアムモリスの壁紙で」

 

色とりどりの雑貨たち

この他、当店では様々なモリスの布雑貨も揃っているんですよ。

例えば
ティータオルやテーブルランナ―、テーブルマット、ティーコジ―(ポットカバー)、さらには鍋つかみまで。

こぼれ咲く花々が描かれた色とりどりの雑貨は、テーブルに並ぶだけで心が躍ります。

どんな時間を過ごしたいのか想像しながら、ご自分の感性に合う美しい布雑貨を探してゆくのも幸せな「楽しみごと」ですね。

特別でも贅沢でもない日々を美しく

ウィリアム・モリスは、ありふれた日常のひとコマから「美」を見いだす豊かな感性と才能、そして情熱を持っていました。

たとえば、この「イチゴ泥棒」(Strawberry Thief)の生地。
夏の別荘「ケルムスコット・マナー」の庭で、いちごをついばむ鳥たちを描いた、彼の代表作。

優しい眼差しが見つめた、穏やかで素朴な日々の情景です。


画像:フットスツール

この「いちご泥棒」は、染色に試行錯誤を重ね、各色を個別に染め・刷り・抜くという高度なプリント技法を編みだすことによって生まれました。

手の込んだ作業工程を経て完成させるため、モリス商会のテキスタイルの中でも最も高価なものになったそう。

それにもかかわらず、このテキスタイルが当時から現代まで絶大な人気を誇っているのは
モリスが妥協を許すことなく情熱をかけて生み出した「美」に、誰もが心を惹きつけられてしまうからなのでしょう。

ビクトリアンクラフトでは10月12日から10月31日まで「モリスフェア」を開催します。

私の毎日は
特別でも贅沢でもない、ありふれた平凡な日々だけど
モリスのテキスタイルをそばに置いて、凛として強く美しく生きてみたいと思うのです。

どうぞ、あなたの歩む人生に豊かな彩りを添えてくれる、モリスの世界をお楽しみください。

 

5年後も10年後も、もっと先まで。

色褪せることなく、あなたとあなたの家族の毎日を素敵にしてくれる。そんなアンティークをビクトリアンクラフトはお届けします。

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