オシャレは足下から トライバルラグ

雨が降ったり、めまいがするほど暑くなったり。
7月の天気は忙しくて、なんだかソワソワしたまま過ごしていたら、あっという間に8月が目前に。
こどもたちも夏休みに入ったので、夏の楽しみとして練乳と小豆を使って、ちょっと贅沢なかき氷を作る毎日です。

今年の夏、あなたはいかがお過ごしでしょうか?
(私は四十肩になりました)

トライバルラグ01

この夏のビクトリアンクラフトでは、アインシュタイン氏とエリザベス女王がご機嫌で手を振ってあなたを待っています。(会いに来てください)

 

さて、今日のコラムは「トライバルラグ」というウールのラグがテーマ。

「え? 夏にウールのラグって暑くない?」って思いませんか。
実はトライバルラグは夏も冬も1年を通じて楽しんでいただけるラグなんです。

ラグは、足下に敷くだけでお部屋の雰囲気が簡単に変わるので、模様替えなどにもお薦めのアイテム。
ビクトリアンクラフトでも、様々なラグを家具と組み合わせて使っているんですよ。

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しかし正直に言えば、「大きなサイズのラグは選ぶのが難しいな」って、ときどき思います。
私は迷った挙句、色も柄も、見飽きないように無難なものを選びがち。
そして地味なものを選んで、部屋が野暮ったくなりがち。(悲しい)

だから、オシャレ上級者さんはもちろんのこと、私のような初心者さんでもオシャレに楽しめるよう、担当のスタッフが1枚1枚、ラグの質も柄も厳選して仕入れました。

それがこの「ヴィンテージ・トライバルラグ」です。

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左床:トライバルラグ バルーチ/右ソファ上:トライバルラグ ノマド

 

このトライバルラグ。手織りなので1枚1枚のサイズが異なりますが、どれもコンパクトで使いやすいんです。
ざっくりいうと畳1枚ほどのサイズ感。(ざっくり言ったな)

聞くところによると、現地の人がお祈りをするときに敷く「礼拝用」のラグは、このサイズで織り上げるんだとか。

日本ではベッドサイドに敷いても良いし、座卓と組み合わせて直接ラグの上に座って時間を過ごしてもいいし。
大きなカーペットと比べて気軽に扱えるサイズなので、トライバルラグはインテリアでの自由度が高いように思います。

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画像:ロッキングチェアトライバルラグ ノマド

 

しかも、いままで選べなかった個性的で鮮やかな色柄も、このサイズなら思い切って試したくなっちゃう。
部屋に入った瞬間、ラグの鮮やかな彩りがパッと目に飛び込んだら、すでに夏に疲れてしまった私でも、ときめいてしまいそうです。

 

トライバルラグって何ですか?

パキスタンやアフガニスタン、イランなど、中央アジアの遊牧民や農耕牧畜民がウールで織りあげたラグを「トライバルラグ」と呼びます。
敷物や掛け布として使うために昔から作られてきた、彼らの暮らしに欠かせない生活道具なのだそう。

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トライバルラグ バルーチ

 

「トライバル」とは「部族」という意味で、ラグには部族に代々伝わる家紋の意味を持つ文様や地域に伝承される文様などが織り込まれます。
そのため部族・地域によって色合いやモチーフが異なり、手織りのためサイズも色柄も1枚として同じものはありません。

 

暮らしに馴染む、豊かな質感

手結びでしっかりと織り上げたトライバルラグは、ウールの豊かな質感も魅力の1つ。

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通気性が良く熱がこもらないので、いつもサラリとした気持ちの良い肌触りです。
あんまり気持ちがいいので、夏も裸足でラグの感触を楽しみたくなっちゃうほど。
もちろん床暖房やホットカーペットなどの上に敷いても大丈夫です。

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鮮やかな色とモチーフ

中央アジア特有の乾燥した環境で織られたラグは、鮮やかで温かみのある彩りが素敵です。
1枚のラグの中に様々な色と模様を織り込むので、眺めているだけでも楽しく見飽きないんですよ。

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折り込まれた模様、モチーフにはそれぞれ意味や思いが込められているのだとか。
例えば家族を守る魔除けだったり、自然や祈り、楽園への憧れなどが、デザインとして表現されています。

驚いたことに、トライバルラグには「織り図」のようなものがありません。
織り手はこの複雑な模様を、感性と経験で織り上げているんだそう!

だからこそ、色も柄も構図も違う世界に1枚だけのラグが織り上がるんですね。

 

ヴィンテージラグ、という魅力

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トライバルラグ・バルーチ

 

鮮やかだけど鮮やかすぎない。ヴィンテージラグの、少し枯れたような温かな色味が私は好きです。

「味わいがある」と言えばそんな気もするのだけど、まっさらな新品とは違うやわらかな感触や風合いは、「味わい」という言葉では表現しきれない深い魅力があるのです。

使い込まれたラグは、敷いた瞬間から部屋に馴染んでいくよう。
少し古びた風合いも、アンティークやヴィンテージ家具に良く似合います。

 

もちろんヴィンテージなので、細かな部分に小さなほつれなども見られます。

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もともとトライバルラグは靴を履いたままの環境で敷かれていたものも多く、特に遊牧民が使用していたラグは屋外に近い環境で使われているのだとか。

これを現地や日本で念入りに洗浄するのですが、ハードな環境で使い込んだラグをクリーニングしたら、普通のラグなら「小さなほつれ」どころか色も消えちゃうしボロボロと裂けてしまうはず。

それでも、この肌触り、この風合い。
もちろん色も素敵です。

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厳しい自然環境で使うために、密に編み込まれたヴィンテージ・トライバルラグだから、時代を超えて使い続けていけるのですね。

 

オシャレは足下から

オシャレにコーディネートしたはずのインテリアなのに「なんとなく決まらないな」なんてときには、アクセントとしてトライバルラグを活用してみませんか。

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見慣れた床にラグを敷くと、それだけで新鮮な気分。
ラグを敷くことで床スペースが区切られるので、ワンルームでもメリハリのあるインテリアを楽しめるんですよ。

 

最高に落ち着く場所づくりができたら、そのままずっと使えばいいし
ときには敷き場所や使い方を変えても良いと思う。

トライバルラグ13 トライバルラグ ノマド

 

例えばラグに織り込まれた美しい絵柄が好きだから、ずっと眺めていたいし
手織りの肌触りが心地良いから、ラグにずっと触れていたいもの。

だからビクトリアンクラフトではトライバルラグを床に敷くだけでなく、壁に掛けたりソファの座面に敷いたりと、様々な使い方を提案しています。

だって、このサイズのラグなら模様替えも1人で出来ちゃう♪
気ままに・思うままにインテリアを楽しめます。

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画像左:トライバルラグ バルーチ

 

さあ、オシャレは足下から。

世界に1枚だけ・あなたのトライバルラグで、心休まるお気に入りのインテリアをお楽しみください。

 

5年後も10年後も、もっと先まで。

色褪せることなく、あなたとあなたの家族の毎日を素敵にしてくれる。そんなアンティークをビクトリアンクラフトはお届けします。

 

ご紹介したトライバルラグはオンラインショップでも販売中です。

 

ラグ・絨毯

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