今回はドレッシングチェストです。
ぱっと見では割ときれいなんですが、やっぱり細部の修理・調整は必要です 。

■修理前の状態
見た目では塗装の傷みも少なく、そのまま使えそうな気もします。
でも、全体にぐらつきがあり、長くお使いいただける状態ではありません。
まずは細かいところまでよくチェックし、どうやって修理を進めるかチェックします。

■分解
組み立てるときに「これはどこに付くんだ?」と困らないように、各部にマーキングをしてから分解します。
ただバラバラにするだけでなく、どうしてその部分が緩んだのか?どうしてここが磨り減ったのか?などと考えながら分解していくことで、組み立てるときに予防策をとれます。

家具が傷つかないよう、細心の注意を払いながら分解していきます。
造られてから100年近く経っているので、場所によっては手で分解できるところもあったりします。

ここまでばらばらになりました。
この時点で、欠けた部分や足りない部品をチェックし、修正、加工などを行います。


組み合わせの部分についている古い接着材(にかわ)やごみなどを丁寧に取り除きます。
汚れた面に新しいボンドをつけても、ほとんど効果がありませんから。



■組み立て
一旦仮組みして、問題なく組み立てられることを確認してから、ボンドを入れて本組みします。
クランプのかけ方しだいで歪んで固定される場合もあるので、チェックしながら慎重に、でもボンドが乾かないうちに手早く組み上げます。
ミラーの支柱部分も、ぐらつきが大きかったので分解し、組みなおします。

■仕上がり

塗装の傷みは非常に少なく、雰囲気が出ていたので、元の塗装を生かして仕上げました。
ワックスで磨き上げたら、深い艶が出て、丁寧に使われてきた雰囲気が甦りました。

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