2008/11/28 20:34

OLD ROCK 5周年!

こんばんは。ビクトリアンクラフトの平本です。

当店で店舗プロデュースした、松本にあるアイリッシュパブ『OLD ROCK(オールド・ロック)』が、
5周年を迎えました。

私は、立ち上げのときにはまだビクトリアンクラフトにいませんでしたが、当店が手がけたお店が
長く続いているということは、本当に嬉しい事です。
本場イギリスのように、私がおじいちゃんになっても、あり続けるような、そんなお店になってもらいたいと、勝手ながら思っています。


          OLD ROCK(オールドロック)
          長野県松本市中央2-3-20
          TEL 0263-38-0069

イギリスの雰囲気を楽しめる、本格的なアイリッシュパブです。ビールだけでなく、料理もおいしいので、まだ行った事のない方は、是非行ってみてください。

ビクトリアンクラフト 平本

2008/11/21 22:57

新入荷商品の掲載をはじめました。

こんばんわ。

ビクトリアンクラフトの根橋です。

皆様、大変お待ちかねの新入荷の商品案内を

先日より新入荷商品の掲載ページに、UPしはじめました。










今回、買い付けたパイン材の
      かわいいスツールたち!!



実際の入荷は、12月下旬頃とまだ先ではありますが

入荷までの毎週月・水・金曜日に現地で撮った商品写真を

掲載しながら紹介していく予定です。

今回は、イギリスのミッドセンチュリー家具の代名詞

アーコールG-PLANなどの、商品も多数入荷予定です。















            
                                アーコールのめずらしいチェア!!    


商品は順次掲載する予定ですので、お見逃しがないように
 
チェックしていて下さい。

下記URLが新入荷商品の紹介ページとなりますので

是非ご覧下さい。

http://www.victoriancraft.com/new/


予約も受け付けておりますので是非お気軽に
お問い合わせ下さい。

※お問い合わせ
 TEL:0263-35-3592
 e-mail:info@victoriancraft.com

                

                  ビクトリアンクラフト根橋 裕二



2008/11/14 21:37

【IFFT/インテリア ライフスタイル リビング】に出展します!

こんばんは。ビクトリアンクラフトの平本です。

11月19日(水)より、東京ビッグサイトにて開催される【IFFT/インテリア ライフスタイル リビング】に、オリジナル家具の[オークリーフ]を出展いたします。
業者向けの展示会ですので、一般のお客様は平日に入ることは出来ませんが、最終日の22日(土)だけは入れますので、もしお時間がございましたら、遊びに来てください。

国際見本市となりますので、様々な国のインテリアをご覧いただくことが出来ます。

詳しくは、ホームページがございますので、そちらをご覧ください。



    IFFT/インテリア ライフスタイル リビング 

   URL: http://www.ifft-interiorlifestyleliving.com/

   会期: 19日(水)・20日(木)・21日(金)商談日
       22日(土) 商談/一般入場可

   開催時間:10:00 ~ 18:00 (最終日は 17:00まで)
 
   会場:東京ビッグサイト 東1・2・3ホール


   入場料:1,000円(税込)
    ※WEBからの来場事前登録者および招待状持参者は無料。
    ※商談を目的とした見本市のため、18歳未満の方および
    一般の方(主婦や学生など)のご入場は基本的にお断りしております。
    ただし、11月22日(土)のみ、一般の方もご入場いただけます。


それでは、ご来場お待ちいたしております。
ビクトリアンクラフト 平本

ビクトリアンクラフト オリジナル家具 / オークリーフ
http://www.victoriancraft.com/oakleaf/categories/

2008/11/07 17:51

諏訪湖を走ろう!

お久しぶりです、愛です。

最近寒くなって参りましたね、皆様いかがお過ごしでしょうか。松本の朝と晩は特に異常なほどに冷えますので、私の周りでは風邪が流行っております。
くれぐれも流行には流されないよう、健康管理の方、お気をつけ下さい。

さて、本日はビクトリアンクラフトのスタッフの中で密かにブームが巻き起こっている「マラソン」について書きたいと思います。

事の発端は10月未明、私がリペア職人の奥嶋さんと「休日の過ごし方」について話していたところ

定休日である火曜日を奥島さんは、
ランニングしていると!!



しかもランニングというのは

諏訪湖一周です。


!!!!

驚きました


だって


SUWAKO一周ですよ!






噂によると一周は15キロか16キロ程あると・・・


マラソンの話など、色々と聞いていたら、ぞくぞくと興味がわいてきました。


「私も走ります!」



気づいたら言葉で発してました。


初日、雨
奥島さんと2人で諏訪湖を一周走りました。

諏訪湖の畔はこんな感じです





まぁ、景色を楽しむ余裕はありませんが。


初チャレンジは何とかゴール!

1時間45分

奥嶋大先生は1時間20分台なので、スタートから別々でしたが・・

楽しかったです


そしてその後3日間脚が使い物になりませんでした。


次の週はメンバーが増え、新人の金さんと私と奥嶋さんで走りました。
その日奥嶋さんはなんと2周!!! 信じられません

私はというと、一回目よりもタイムを縮めることに成功!

1時間34分

やったー!
自分の成長が数字に表れることは嬉しいことです。

それから3日間、金さんは歩き方がピョコピョコしていました



3回目の火曜日はつい先日ですが、メンバーがまた一人増え、職人の菊池さんも参加の中、4人で諏訪湖を一周走りました

私のタイムも

1時間29分

と、またしても記録を更新してしまいました。
次の日、またもや金さんはピョコピョコ歩いていました
期待していた菊池さんの筋肉痛は予想ほど大したことではなく、
とても残念でした。


皆さん、

体を動かすことはステキなことだと思います。
皆さんは休日をいかがお過ごしですか?
一緒にジョギングなんていかがでしょうか


県外の方も、是非信州へお越しの際はビクトリアンクラフトにも寄っていただき、帰りには諏訪湖を一周ジョギングしてみてください。

まぁ、ジョギングとまでは言いませんが・・・
是非とも立ち寄っていただきたいです



すばらしいすばらしい諏訪湖がこんな近くにあって、恵まれているなぁと感じます。

職場の仲間で楽しく過ごせる休日はこれまた乙です♪

こんな個性溢れたスタッフがビクトリアンクラフトにはいっぱいいます

さて、目指すは1時間20分です!


ビクトリアンクラフト  近藤

2008/11/03 23:01

京都市 マン イン ザ ムーン


今回は、10月9日にリニューアルオープンした京都駅の近鉄名店街「みやこみち」に、新しくオープンしたアイリッシュパブ「Man in the Moon(マン イン ザ ムーン)」のお手伝いをさせていただきました。

京都という街は、日本の文化に深くかかわる歴史的な場所として、世界中から大勢の観光客が訪れる街です。
そんな京都の街には、海外からのお客様を受け入れるお店が多くあるのですが、いままで、本格的なアイリッシュスタイルのパブはあまり多くなかったようです。

例えば、海外に行ったとき、ふと日本の空気が恋しくなって入った和食のお店が、なんだかカン違いした日本の姿だったりしたら、ちょっとがっかりですよね。
だからこそ、できるだけアイリッシュパブの雰囲気を正しく再現することが大切だと考えます。
「なんだか英国風な店内」ではなく、本場のお店をそのまま日本に持ってきたかのような「ほんもの」の空気を作りあげ、
訪れた外国の方が自分の国のお店にいるような気分になれるお店づくりを目指します。



実は、京都の街にはちょっとややこしい規制があるのです。
古くからの風情ある町並み、美しく落ち着いた眺めを守るための条例があり、建物の高さや形、色などの外観を規制しているのです。
場所によって規制の内容は違うのですが、簡単に言うと「あまり派手な色や形の建物・看板などは、京都の風景には合わないから使わないでね」ということなのです。

お店の顔として印象を大きく左右するファサードは、町並みに調和し、文化に貢献しつつ、いかに道行く人の心をひきつけるか、楽しいお店を演出できるか、とても頭を悩ます部分となりました。
使える色やその面積など、さまざまな条件をクリアしつつ、アイリッシュパブの雰囲気をいかに濃く伝えるか、色々と考えてこのようなデザインに決まりました。



もちろん内装だって、限られたスペースを最大に活かし、本格的な英国パブの雰囲気を再現します。

特に、店内でも目を引いて、お客様とスタッフの最大の接点ともなるカウンターは一番の見どころ。デザインにも力が入ります。




















ところで、このパブの名前「マン イン ザ ムーン」、どうしてこの名前に決まったのでしょうか?
イギリスなどヨーロッパ諸国では、月の表面の模様を、男の人の顔に喩えることがあります。ジュール・ヴェルヌの小説を映画化した「月世界旅行」で、地球からの砲弾が打ち込まれた月が痛そうな顔をするシーン、とても有名ですよね。
その月と一緒に、今夜もおいしいお酒を飲もうよ、というところから、この名前が付けられました。



さて、オーナーとの綿密な打ち合わせの末に、ゴーサインが出ました。ついに着工です。



















内部の壁やカウンターがある程度できあがったところです。
狭いスペースの中ですべての作業をこなさなければならないので、なかなか大変です。
まだ、カウンターの形がなんとなく分かるくらいで、どんな姿に仕上がるのかよく分かりませんね。


ファサードも、まだ枠だけ。さあ、どうなるんでしょうか?
























数日後。


















ファサードの塗装が済み、ドアも吊り込まれたところで、見た目にもアクセントとなるように色を変えたモールを取り付けています。





















店内はこんな感じ。
まだ、カウンターのパネルなどが付いていないので、ずいぶんとシンプルに見えますね。













カウンター下のパネルを取り付けています。
松本の工房でおおよその形まで組上げておき、現場では微調整などが主になります。
細かい部品も多く、けっこうな手間がかかります。
















床板には無垢のパイン材を使いました。
新品の材料ですが、長い間使われてきたような雰囲気を出すために、傷をつけたりしています。
床だけでなくカウンターやテーブル、そのほか店内のそこかしこに、このような加工(ディストレスとかエイジングなどといいます)が施されています。
ただ全体的に傷をつけて色を抜くのではなく、その場所がどのように使われるのか、長く使われるうちにどのように風合いが変わっていくのか、たくさんのアンティーク家具を見て、直してきた経験を活かし、よりリアル感あふれる仕上がりになるように考え、工夫しています。


トイレのドアにはアンティークのステンドグラスを組み込みます。
ステンドグラスのデザインが特徴的なのですが、中が暗いとその色も形もよく見えませんね。
それに、トイレなので視線なども気になるところ。
そこで、ある工夫をしたのですが、それについては後ほど。




冷蔵庫やビアサーバー、その他色々な設備も据え付けられ、開店も間近です。
どんな風になったのか、見てみましょう。



まずは、正面です。

渋い色合いの濃紺で塗られ、古都の風景になじんだファサードを覗きこむと、その奥にはなんだか楽しそうな空間が見えます。
さあ、大きなドアを開けて、店内へどうぞ。






お店に足を踏み入れると、こんな光景が広がります。
無垢の木材をふんだんに使い、「ほんもの」の味わいを感じていただける空間に仕上がりました。
 










シャンデリアは、真鍮の部品を贅沢に使い、使い込んだときの色の変化が楽しめる器具を選びました。
数年後には、渋い色合いで迎えてくれるはずです。








さて、奥に見えるトイレのドアです。


ステンドグラスの色がはっきりと見えていますね。
実は、内側にカーテンを取り付けたのです。
視線も遮ってくれるだけでなく、かわいらしく見えますよね。













雰囲気づくりのために、音楽や照明の明るさなどもコーディネイトします。




店内を飾り、雰囲気を盛り上げる小物類には、英国のアンティークを多用しています。
本場の空気感を再現するためには、現地で使われているものを上手に使うのが、一番の早道。何しろ「ほんもの」ですから。
















このように、アイリッシュパブの雰囲気をできるだけ再現していますが、パブの雰囲気をいちばん引き出すのは、お店に集まるお客様が醸しだす楽しい空気です。
京都にご訪問の際は、ぜひお立ち寄りいただき、その独特な雰囲気を味わってみてください。



[Man in the Moon(マン イン ザ ムーン)]
京都府 京都市 南区 西九条院町 7-2  
(京都駅近鉄名店街「みやこみち」内)
TEL:075-672-2552
営業時間:月~木・日 11:00~02:00
金・土   11:00~04:00
定休日:なし


















おいしそ♪

2008/10/31 20:22

新入社員のリペア工房見学記

みなさんはじめまして!

今月、入社した金と申します。
これからはブログにも登場しますのでよろしくお願いいたします!

さて、今回は新人から見たリペア工房と
熟練の職人である先輩達を紹介いたします。



倉庫の二階が入り口です。

































ちょっと覗いてみると・・・






おっ!第一リペアマン発見です。

































では、工房内へ・・







先輩がエクステンションテーブルの修理中。
アンティーク家具の接着剤は主に膠(にかわ)が使われています。
すべてのパーツを一旦ばらし、接着面を綺麗にしてから新しい接着剤を塗り、一から組み直すそうです。

まさか全部組み直すとは!





































横の作業台ではステンドグラスのリペア中です。
ガラスとガラスの間にある鉛線(ケーム)を丁寧に補修しています。
















こちらは枠を外し、見えないところも補修しています。
お客様によっては枠を外して壁にはめる方もいらっしゃるわけですから。
開けてビックリ!なんてことがないように・・・
根気のいる作業です。


























こちらは仕上げのワックス中です。

「どうか新しいご主人様に可愛がって頂きますように・・・」

そんな気持ちを込めて磨いているそうです。
























完成!!

先輩曰く、

「自分達にとっては数ある家具のひとつでも、
お客様にとっては一生に一度の宝物になるってことを常に忘れるな!!」


感動です!!!






























ちなみにこちらには生まれ変わるのを待ちわびてるビューローがいます。


親から子へ・・

子から孫へ・・・

思い出と一緒に受け継がれるように・・・

そんな気持ちで私が磨きましょう!!!

























さて今日のところはここでおしまいです。

次回は工房体験日記②でお会いしましょう。
私も登場するかも?!

コメントお待ちしてます!

2008/10/27 22:15

贈り物として

ビクトリンアンクラフト根橋です。


今回は、私どものお店で販売しております。
オリジナルリプロダクション家具、「OAKLEAF」のベビースツールを紹介したいと思います。


元々はイギリスで牛の乳搾りなどの作業用に使用されていたもので、サイズ雰囲気ともにかわいい魅力にあふれた商品です。


使用例などとして、ホームページ内でご紹介している通り
小さなお子様の成長の記録として手形や足形などを座面につけたり、お好きな絵を描いていただいたりと座面のカンバスに自由に描いてみてください。




実は、私も以前友人への贈り物としてベビースツールをプレゼントしたことがあります。
座面に、私自身で、古い絵付けのステンドグラスの絵を書き写し作りました。

友人は、自分の目標の為に地元から離れ遠方の地に一人で行きました。そんな頑張っている友人に、励ましの意味と目標に向かって羽ばたいてほしいという意味を込めて鳥の絵を書き入れました。
それから、もう十数年の時間が経っていますが、今現在でも使用しており再開するたびにこの家具の話になります。







                  ビクトリアンクラフト
                       根橋 裕二

2008/10/17 22:46

買付け。

こんばんは。ビクトリアンクラフトの平本です。


昨日、買付け担当のスタッフが、イギリスより帰ってまいりました。
ちょっと早いですが、買い付けたばかりの商品の一部をご紹介いたします。







今回は、人気のミッドセンチュリーの家具を いつもより多めに買い付けてきたそうです。
最近、私もスカンジナビアンデザインのシンプルで温かみがあり、それでいてカッコイイ所に引かれ、リビングはミッドセンチュリーでそろえている最中なので、入荷が楽しみです。


商品が日本に到着するのは、12月中旬から下旬頃となります。

入荷予定の商品は、11月中旬頃からホームページで皆様にもご紹介できると思いますので、今しばらくお待ちください。
もし、何かお探しのアイテムがありましたら、お気軽にお問合せください。

それでは、皆さんも入荷を楽しみにしていてください!



ビクトリアンクラフト  平本
mail:info@victoriancraft.com
Tel:0263-35-3592

2008/10/10 21:33

モナチューロス

こんにちは。ビクトリアンクラフトの金子です。

今さらかもしれませんが、松本駅前のエスパ隣にあります、スペインバル
「モナチューロス」をご紹介します。
ちょうど去年の今頃、ビクトリアンクラフトのスタッフ大勢で家具を
運んだり、店内をオーナー夫妻と飾りつけた事を思い出します。


皆さまの中にも、実際に行かれた方がたくさんいるのではないでしょうか?
本当に人気で、客足が絶えないお店っていうのはこういう事かと、つくづく
おもいます。

というわけで(?)、私と子供の一押しメニュー!


唐揚げでした。


そういえばマスターの酒井さんが、最近シェリー酒の資格”ベネンシアドール”
を取ったみたいですね。
長ーい柄杓みたいなものでシェリーを注いでいるのを見た事がありませんか?
ぜひ注文して、グラスに注ぐ様子を見てみてください。めっちゃくちゃかっこ良いですよ!


16日から1周年のプチリニューアルを行なうそうなので、ぜひ行って見てください。
予約したほうが無難かもしれませんね。




[SpainBar de cafe モナチューロス]
長野県松本市深志1-2-5上条医院ビル1F
 TEL/FAX:0263-36-6078
 定休日 不定休

2008/10/03 20:01

アールヌーボーの系譜~諏訪北澤美術館を訪ねて その2~

ちょうどひと月ぶりにお会いしましたね。ビクトリアンクラフトの上條です。

前回は、諏訪北澤美術館を訪れ、下手なスケッチを描いたあたりまでお話ししましたね。
今回は、その続きです。


さて、前回謎のままにしていた「ガレのデザインに日本の影響が強い件」について、お話ししてみましょう。

エミール・ガレは、1846年にフランスの北東部、ロレーヌ地方ナンシーに生まれました。
青年期、さまざまな分野の勉強をした後、父親の経営するガラス工場を継ぐ決意をしたようですが、ちょうどその頃、普仏戦争が勃発し、ガレも義勇軍として出兵しました。
1871年、敗戦国となったフランスは、ガレの故郷、ロレーヌ地方の一部とアルザス全域をプロシアに割譲しました。
この事件は、ガレの思想に大きな影響を与えたようです。


さて、義勇軍を退役後、本格的に父親の仕事を継いだガレは、1878年のパリ万博に独自開発した「月光色」ガラスを出品し、注目を浴びました。
このときには、蓄音機、自動車、冷蔵庫など、技術の粋を集めた工業製品が出品されたほか、日本からの美術工芸品が多く出品されました。
それ以前から芽生え始めていた「ジャポニズム」は、この頃最高潮に達したのですが、ガレは、この頃に日本の芸術に傾倒していったようです。
その後、1885年からナンシーに留学していた日本画家の高島得三と交流を持ち、さらに日本の文化・芸術についての知識を深めていきました。

それからの作品には、無常、輪廻転生などの日本的、仏教的な思想が強く表現され、また、日本特有の表現方法を研究し、巧みに採り入れてきました。
さまざまな色彩によって装飾されていたガラスの常識を覆し、墨の濃淡だけで色合いを想像させる水墨画の技法を、そのままガラスで再現したような黒いガラス器があります。
また、一つの作品に表裏一体のモチーフを用いながらも、表には咲き誇る花、そして裏には枯れ果てた姿を配するのも、「諸行無常の理」を表したものです。

そして、その思想の代表とされるのが、花器「フランスの薔薇」(1901年頃)です。
先にお話しした、普仏戦争によって分割されてしまった故郷ナンシーへの愛惜の念を、故郷の山野で花を咲かせ続ける野生の薔薇に託した作品です。
そして、表面では美しく咲いていた薔薇の花が、裏面では無残に枯れた姿になるという、無常の世界も表現されています。

1889年・1900年のパリ万博に大量に出品し、大好評を博したガレですが、1904年の9月、54歳で亡くなっています。



日本人の心をそのまま表現したような作品をたくさん創りだしたガレですが、彼自身も「私は間違ってフランスに生まれてしまった日本人である」と語ったと言われています。そのくらい、日本が大好きだったんですね。



「ガレが大好き」という日本人はずいぶんと多く、そのためにフランス人から皮肉交じりに「好きだねえ」などと言われることも多いようですが、ガレの作風、根底に流れる日本的な思想など、日本人の心をつかんで離さない部分を感じるのでしょうね。



今回は下手なお絵かきもなく(とても見せられません)、ちょっと硬いお話しだったかもしれませんね。
ぜひ、実物をご覧になってみてください。写真や絵では伝わらない迫力のようなものを感じられますよ。

次回は、ガレと並んでアールヌーボーのガラス工芸に名を残す「ドーム兄弟」についてお話ししようかと思います。

それではまたお会いしましょう。
上條でした。


エミール・ガレの作品が見られる代表的な美術館をご紹介します

北澤美術館
今回訪問したのは「SUWAガラスの里」です。

サントリー美術館

ポーラ美術館

北海道近代美術館

などなど、探すとたくさんありますね。
ぜひ、お近くの美術館に立ち寄ってみてください。

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